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上半期のダート王決定戦「第34回帝王賞」が29日、大井競馬場で行われ、1番人気スマートファルコン(牡6=小崎)が逃げ切って快勝した。
2着エスポワールシチーとの差は9馬身。
同レース史上最大の着差で交流G1・3勝目、交流重賞5連勝を飾り、自身が持つダートグレード最多勝記録を15に更新した。
騎乗した武豊騎手(42)は24年連続G1勝ちを達成した。
ピンクの勝負服がカクテル光線に映えた。
ウイニングランをするスマートファルコンの鞍上で武豊は何度もファンに手を振った。
「落とせない一戦。断然の1番人気に応えられてホッとした。ノーステッキでG1を勝ったのは初めてだろう」。24年連続G1勝ちを決めた第一人者はディープインパクトでもなし得なかった勝ちっぷりに舌を巻いた。
2番人気エスポワールシチーも勝負を仕掛けたが、そのたびにはね返した。
スタートして外からジワッと接近、向正面でも距離を詰められた。
だが、直線、問答無用とばかりに9馬身突き放した。勝ちタイムの2分1秒1は昨年の東京大賞典(2分0秒4)にこそ及ばないが堂々たるレースレコード。
「エスポワールも来ているのは分かったが、自分の型ができていたので大丈夫と思っていた。速いペースでの逃げがこの馬の競馬。あらためて凄い馬だと感じた」。主戦は熱く語った。
小崎師は「昨年、このレースで悔しい思い(6着)をした。今年前半は絶対このレースを獲るつもりでやってきた」と明かした。
「もう完成の域かな。僕らの予想を超える規格外の馬だ」と頼もしげに語った。
夏場は放牧に充て、今後の最大目標は来春のドバイワールドC(UAE・メイダン)に置く。
秋は日本テレビ盃(9月23日、船橋)や南部杯(10月10日、東京)への出走が候補に挙がっている。
「世界に行きたいパフォーマンスだった」と武豊。
重賞15勝馬の次なる野望は世界制覇だ。
◆スマートファルコン
父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)
牡6歳
栗東・小崎憲厩舎所属
馬主・大川徹氏
生産者・北海道新ひだか町の岡田スタッド
戦績29戦19勝(南関東12戦8勝)
総獲得賞金7億4073万6000円。
2着エスポワールシチーとの差は9馬身。
同レース史上最大の着差で交流G1・3勝目、交流重賞5連勝を飾り、自身が持つダートグレード最多勝記録を15に更新した。
騎乗した武豊騎手(42)は24年連続G1勝ちを達成した。
ピンクの勝負服がカクテル光線に映えた。
ウイニングランをするスマートファルコンの鞍上で武豊は何度もファンに手を振った。
「落とせない一戦。断然の1番人気に応えられてホッとした。ノーステッキでG1を勝ったのは初めてだろう」。24年連続G1勝ちを決めた第一人者はディープインパクトでもなし得なかった勝ちっぷりに舌を巻いた。
2番人気エスポワールシチーも勝負を仕掛けたが、そのたびにはね返した。
スタートして外からジワッと接近、向正面でも距離を詰められた。
だが、直線、問答無用とばかりに9馬身突き放した。勝ちタイムの2分1秒1は昨年の東京大賞典(2分0秒4)にこそ及ばないが堂々たるレースレコード。
「エスポワールも来ているのは分かったが、自分の型ができていたので大丈夫と思っていた。速いペースでの逃げがこの馬の競馬。あらためて凄い馬だと感じた」。主戦は熱く語った。
小崎師は「昨年、このレースで悔しい思い(6着)をした。今年前半は絶対このレースを獲るつもりでやってきた」と明かした。
「もう完成の域かな。僕らの予想を超える規格外の馬だ」と頼もしげに語った。
夏場は放牧に充て、今後の最大目標は来春のドバイワールドC(UAE・メイダン)に置く。
秋は日本テレビ盃(9月23日、船橋)や南部杯(10月10日、東京)への出走が候補に挙がっている。
「世界に行きたいパフォーマンスだった」と武豊。
重賞15勝馬の次なる野望は世界制覇だ。
◆スマートファルコン
父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)
牡6歳
栗東・小崎憲厩舎所属
馬主・大川徹氏
生産者・北海道新ひだか町の岡田スタッド
戦績29戦19勝(南関東12戦8勝)
総獲得賞金7億4073万6000円。